祖父の仕事を見て想う。
1ヶ月ほど前、松本に行ってきました。前回、松本に行ったときには、祖父が松本城の改修に携わった証拠を発見することはできず。今回は思わぬご縁から、祖父の仕事を確認することができました!
結果から
まぁとにかくご覧ください。
祖父の名前!載ってる!*1
今回、松本城管理事務所でこちらの「落成式参列者招請者名簿」というものを見せていただきました。
その中の「工事従事者」というセクションに、先程の祖父の名前が載っていました。
寄り道から判明する祖父の仕事
帰省時の恒例で、スギヤさんでソフトクリームをいただきました。
そこでスギヤさんの店内に松本雛を発見。松本雛というのは、松本地方で七夕に飾るものです。松本の七夕は1ヶ月遅れの8月7日に行うのが通例で、その頃になると街中にも松本雛が飾られます。
スギヤさんでお話を伺うと、その松本雛を作っていたのが、ベラミ人形店さん。実はこちらのお店、母方の祖母に連れられて何度か行ったことがあります。なんとなく懐かしくなり、スギヤさんを出てご挨拶に伺いました。そこで女将さんに話を伺うと、松本城の研究を行っている先生とお知り合い、とのこと。こちらの目的を話すと、ご紹介いただけることになったのです。
松本城へ
黒門から入りますが、行き先は天守閣ではなく…
関係者しか入れないところへ!なんだか興奮するシチュエーション!
この中で先生とお会いして、当時の資料を見せていただいたり、先生の研究を伺ったりしました。
祖父の名前はどこにあるのか
先生が仰るには、改修に利用した建材に名前を書いてあるので、今は見られないとのこと。どの部分の健在なのか、当時の資料を見せていただき更にお話を伺うと…
天守の鯱を支える「鯱真木」という部分と判明。え、ちょっと、おじいちゃん何やってんの?そんな大事なところに名前とか書いていいの(笑)
確かに名前が。
というわけで、名前は発見できたものの、現段階でその建材を見ることはできず。なお祖父が携わった改修の際、交換した鯱真木には「天保十四年 四月取替」と書いてあったそうです。これがその鯱真木。
天保14(1843)年→昭和25(1950)年と同じサイクルでほぼ100年ごとに交換と想定すると、次は2050年くらい…。そのときまで生きていて、祖父の名前を確認できるでしょうか…。
祖父の仕事を見て想う
100年以上前に作られてその機能を保ってきた物と交換に、自分が作った物を置く。そのやりがいとプレッシャーってすごく大きいだろうなと、思いました。私が仕事で作るのはソフトウェアだったりサービスだったり、無形でライフサイクルが短いものがほとんどなんですが、だからといって手を抜かず、きちんとしたものを仕上げないと祖父に笑われてしまうなぁと思った次第です。
おまけ
この日、松本は「松本ぼんぼん」というお祭りの日。
浴衣で踊る女性が可愛かったです。
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2 コメント:
良い人たちに出会えて無事に確認できてよかったね!!
あと40年位生きてられるって!!
店長ならその時、カメラ持って張り切って見に行きそうだww
��えこ
行けるかな…とりあえず今から節制するよ。
歩けないとかカメラ持てないとかになってたらシャレにならないw
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