生きてます
まずはじめに
今回の地震で被害にあわれた方々、お見舞い申し上げます。
残念ながら亡くなられた方々、心からご冥福をお祈り致します。
地震発生から落ち着くまでの経緯
今から思い出せることと、手帳にメモってた状況を一応記録しておきます。
- 地震発生時
- オフィス引っ越しに伴う作業中。台車を使ってエレベータで廃棄物を運んでました。ここでエレベータに閉じ込められてたらヤバかった…。オフィスのドアと非常階段へのドアを開け、姿勢を低くして耐えてた。
- 地震発生直後
- 社内に残ってた社員と一緒に、とりあえず外へ。外が安全ではないと言うことはわかってたけど、古いビルだし高層階だし、何より全員パニクってたので、まずは状況を変えて落ち着かせなきゃ、という判断。これは今考えると間違ってたかな…。外出していた偉い人と連絡、「業務中止して待機」と連絡を受ける。災害用伝言ダイヤルを社員に周知。管理してるサーバ・通信インフラを確認。無傷だったのでとりあえず安心。
- 11日 15時30分
- 偉い人帰社。頑丈な男性社員を連れて社内点検。問題なさそうだったので片付け開始…と思ったら大きい余震が来てまた社外へ避難。偉い人と相談。切羽詰まった仕事がない社員は帰宅を許可、と指示を受ける。インターネットで交通機関の運行状況を確認。運行停止、もしくはアナウンスページに繋がらない。止まっていると判断した。同部署の女性社員が「歩いて帰る」というので、Googleマップで帰路を確認。自分の帰路を確認すると、5時間かかるという検索結果。歩くのに適さない服装(スーツにビジネスシューズ)、夜間であること、気温を考慮して、この時点でこの日は会社泊を決定。
- 11日 17時30分
- 泊まるなら食べ物用意しなきゃ!とこの時点でようやく考え、コンビニへ。すぐ食べられるものはほとんど売り切れ。自分用に魚肉ソーセージとお茶。歩いて帰る女性社員にお茶とウィダーinゼリーを購入。蕎麦屋さんに「おにぎり作ってもらえませんか」とお願いするも断られる。
- 11日 18時00分~12日 6時00分
- 社内にはテレビがないので、UstreamでNHKを見つつ、TwitterやFacebook、mixiなどで交通機関の運行状況がpostされたら公式情報を確認、裏付けがとれた情報は社内へアナウンス、という作業を繰り返す。歩いて帰る人にはGoogleマップを印刷。津波の映像を見てしまい、仙台の友達と連絡がとれないこともあって心が折れかける。残ってた同僚と話して気を紛らわせる。始発で帰りたいという人がいたので、危険なのでせめて明るくなってからにしてくださいとお願い。こういうときの一人歩きは危険。
- 12日 7時00分
- 明るくなり、大半の人が帰宅する。話し相手がいなくなり、本格的に気分が落ちる。
- 12日 7時30分
- これからどうするか…と考えていたところ、いつも設定しているアラームがなる。音楽はこれ。めちゃめちゃ頼もしく、災害時の精神的不安定さもあって号泣。まわりに人がいなくてよかった。あと特撮オタクでよかった(笑)
- 12日 8時00分
- カメラを持って会社のベランダに出てみる。近くのパン屋さんが開店しているのを、カメラの望遠機能で確認。持っててよかったGXR+P10。買い出しに出かける。揚げたてカレーパンとカスタードデニッシュ、抹茶オレで朝食。温かいごはんは緊張がほぐれる。電車の運行状況を確認、家の2駅前までは通じてる。2駅くらいなら歩ける体力と自信は回復してた。完全にディケイドのおかげ。
- 12日 9時00分
- 社内の状況を偉い人に報告。帰宅困難でまだ残る同僚に、交通機関の運行状況を確認する方法を連絡。オフィスグリコのチョコレートを2パック購入。会社を出る。お茶のペットボトルとのど飴をコンビニで買う。スカスカの商品棚を見て、あり得ない事態だと再確認する。
- 12日 10時00分
- 乗換駅に着く。混雑の影響で電車の本数が1時間に1本くらいになっていた。混んでる電車に乗って体力消耗したら歩けない、と思いベンチで休憩。
- 12日 11時30分
- 空き始めたので乗車。スムーズに走ってる。時間を空けたせいで、自宅最寄り駅まで運行している。ラッキー。
- 12日 12時30分
- 自宅最寄り駅着。びっくりするほど平穏。帰る途中、スーパーに寄ってみる。モノがない。やっぱおかしい。
- 12日 13時00分
- 自宅着。本棚の本が数冊落ちてる以外、被害なし。ガスが止まっていたので、開ける。個人的に連絡を取っていた人に「帰宅しました」とメール。風呂にお湯を張りつつ、冷凍のごはんと餃子で昼食。
- 12日 13時30分
- 風呂。
- 12日 14時30分
- 本を片付け。近所に住んでいる高齢の大家さんの様子を伺う。無事で安心する。前日帰ってこなかったのを心配されていて、申し訳なく思う。
- 12日 15時00分
- メディアから地震情報・仙台の状況・原発の情報を拾う。Twitterでヤシマ作戦を知る。おにぎりを握る。灯油屋さんが来てくれたので、ポリタンク1個を満タンにする。ネット見たりテレビ見たり。緊急地震速報にビクッとする。ちょっと落ち着いてくる。
- 12日 18時00分
- おにぎりを食べる。翌日の海賊戦隊ゴーカイジャーと仮面ライダーオーズの放送休止を確認。きっとヒーロー達みんな被災地で救助活動してるんだ!と妄想。電気なしで暖をとるため、布団に入る。
- 13日 10時00分
- 起床。転た寝のつもりだったのに20時間も寝ていて焦る。寝ている間、緊急地震速報が何回もあったようで、更に焦る。
ふりかえり
よかったこと
- わりと冷静だった
- 「徒歩帰宅は無理」という判断
- 特撮BGMは万能
- 甘いもの重要
- モバイルブースターをフル充電で持ってた
悪かったこと
- 冷静を装った反動で心が折れそうに
- 徒歩帰宅しようとする社員は止めるべきだった
- 寝過ぎ、地震で起きなさすぎ
総括
冷静でいられたことで、それなりに立ち回れたかなぁと思います。張り合いがなくなる(今回の場合だと、情報を流すべき社員がいなくなる)と心が折れかけるのが問題ですが(笑)。地震が起こったときの対応、不安定になっている人の慰め方、社員への情報伝達の仕方など、今後まとめておかなければいけないことも見えてきました。
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4 コメント:
社内泊、お疲れ様でした。うちの会社でも大勢がそんな状況だったようです。私は徒歩帰宅。
お互いに大変でしたね。いや、もうしばらく大変なのが続くかな。
行動が良く分かるレポだね。
らしさ満載が非常時ですが微笑ましい。
危険な徒歩帰宅組みですスミマセン。
本当は社内泊したかったんだけど
(食べ物だけは豊富。泊り組は酒盛りしてたという・・・)
推定65歳以上の菊名に住む人が歩いて帰ると言い張り。
仕方なく同行した次第です。
5人いたので気分はRPGのリアルバージョンか。
ワイワイ盛り上げながらがんばりました。
しかし店長の社内立場が良くわからないわ。
何屋さんなんだそれ。
ご無事で何より。
その後も何かと、おいそがしいでしょうが、お疲れ出ませんように!
家族も無事でよかったです。
東京でそんなに混乱するとは本当は驚きました。
物資も不足するなんて・・・。
物流もまだ少し混乱してますが、東京ならそれほどの遅れも無く届きますよって。聞いたので、混乱もしばらくですねきっと。
��ぶんじんさん
ご無事でなによりです。ご家族があったり家があったりすると帰りたい気持ちはわかるんですけど、安全を考えるとまずは留まるべきかなと思ってました。
お互い、がんばりましょう。
>えこさん
>らしさ満載が非常時ですが微笑ましい。
どの部分だろう。やっぱりディケイドかw
社内的立場はね…情報システム部+総務部+偉い人の補佐って感じかな…
お互い、とりあえず無事でよかったね。
>ふぉれんとさん
ありがとうございます。
東京は、もうわりと落ち着いていますね。千葉・茨城はまだまだです。
もうしばらくがんばります。
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